我が家では数年前から年末年始は家族で旅行に行くことにしています。
本来「一年の計は元旦にあり」で元旦からしっかりとこの一年に思いを馳せ、神仏の前でしっかりと決意を告げ、その後家族や親族で新春のお祝いをすることが正しいお正月の過ごし方とは思っておりますが、子供が大きくなるにつれ、塾や部活、その他学校の行事、子供の仕事の兼ね合い等家族が心置きなく揃うときが年末年始しかなくなり、子供が全員卒業するまでは、このスタイルで行くことにしています。
今年は子供の希望もあり沖縄に行ってまいりました。
初夏の気温だったでしょうか?日差しも強くすぐに日焼けモードに入ってしまいました。
1日目 那覇到着 ひめゆりの塔 海軍司令部壕
等を見学
2日目 首里城 ジンベイザメ見学ツアー
3日目 美ら海水族館 琉球村 アメリカンビレッジ
沖縄唯一の温泉等を楽しみました。
1日目のひめゆりの塔では、さすがに顔は曇り、眉間にしわが寄りました。別の機会にゆっくりと感想を述べたいと思いますが、戦争の悲惨さ愚かさ、当時の日本の思想統制の恐ろしさなどあらためて考えさせられ、一緒に行った我が家の次女が19歳ですが、このような夢多き乙女たちが命の危険にさらされ、極限の状態に置かれたと思うと胸がえぐられるような思いでした。「早く死んでしまいたい」という思いと「1時間でも生きていたい」という思いのはざまに揺れた彼女たちのことを考えると、今これを書きながらでも涙を抑えることができません。
2日目の首里城では新春の儀式も見学でき、沖縄は琉球であり、日本ではなかったことがよくわかり、明治の日本政府による言語や風俗などの文化的統制が忌々しく感じました。沖縄の伝統が伝統のままに今後も承継されてゆくことを切に祈ります。
またジンベイザメは良かったのですが、沖合でやられてしまい早い時点でKO、早く陸に上がりたい、帰りたいと思うばかりで弱い自分が残念です。
3日目の美ら海水族館、琉球村では沖縄らしい景色を堪能し、アメリカンビレッジではまるで外国を味わえました。また沖縄唯一の温泉はなかなか良い泉質ではないでしょうか。
その他1日目の国際通りでの夕食の際、パイカジ(ぱいかじ?)というお店で男性3人が沖縄民謡などのライブを見せてくれたのですが、その中の一人が柔道家の野村忠宏によく似ていて、声がとてもよく、沖縄の民謡らしい間合いや強弱があり、すっかりファンになりました。3日間で幾人かの沖縄民謡を聞きましたが、彼の歌はもう一度聞きたいと思わせる魅力があり心に残る歌声でした。
3日間の旅で沖縄の入り口しか見ることができませんでしたが、いつまでも沖縄は沖縄のままであってほしいと思いました。
以上さらっとですが、感想など述べてみました。